サンルーム設置にかかる税金について市役所へ相談してきました【愛知県豊橋市】

こんにちは。
代表の高橋です。

今日は皆さん関心がある「税金」のお話です。

サンルーム設置と税金とは関係が無いように思えるかもしれませんが、基本的には税金はかかることになっています。

どんな税金かと言うと・・・
土地や建物などを購入した時にかかる「固定資産税」です。
(市街化区域内にお住まいの方は「都市計画税」もかかります)


大きさが10㎡を超えるようなサンルーム場合は、建築確認申請が必要となりますので必然的にこの税金がかかってきますが、10㎡未満の場合は特に役所へ申請をしないので分からない(請求がない)場合も多いです。

10㎡という大きさにピンとこない方もいると思いますので、一般的なサンルーム(ガーデンルーム・テラス囲い含む)のサイズで例えてみます。

<例>
・幅2間(約3.64m)×奥行9尺(約2.67m)=約9.71㎡
・幅2.5間(約4.55m)×奥行7尺 (約2.07m)=約9.41㎡
・幅3間(約5.46m)×奥行6尺(約1.77m)=約9.66㎡

上記サイズを超えるようなサンルームは建築確認申請が必要となりますので注意が必要です。

次に、固定資産税(都市計画税)のことを説明します。


固定資産税(都市計画税)とは

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固定資産税とは毎年1月1日時点において所有している土地や建物など(固定資産)に対してかかる税金のことで、その固定資産の持つ価値に応じて負担が生じる地方税のことです。

税額の計算方法は、所有する固定資産の評価額に「1.4%」(課税標準額)を掛けて出た額となります。(自治体によっては課税標準額が「1.5%」や「1.6%」のところもあるそうです)


都市計画税とは、土地区画整理事業や都市計画事業などの費用に充当することを目的とした税金のことで、原則として市街化区域内に土地や建物などの固定資産を所有する人に課せられる地方税のことです。

市街化区域とはお住まいの地域により範囲が様々ですが、地元の愛知県豊橋市(人口約36.9万人)の場合、豊橋駅からおよそ5km圏内が市街化区域となっています。

税額の計算方法は、固定資産の評価額に「0.25%」(課税標準額)を掛けて出た額です。(自治体によっては課税標準額が「0.3%」のところもあります)

固定資産の評価額は原則として固定資産税課税台帳に登録された価格のことで、建物の場合はその劣化具合なども考慮して算出されますが、建築費のおおむね5~7割程度だと言われています。(3年ごとに見直し有り)

固定資産税と都市計画税は、毎年4~6月頃に各市町村から「納税通知書」が届きますので、それに従って一緒に納付することになります。

尚、課税標準額の合計額が一定額に満たない場合は(土地30万円、建物20万円、償却資産150万円)課税されません。


固定資産税の対象とならない商品について



冒頭で悠Uサンルームには固定資産税(都市計画税)がかかると言いましたが、天井・床・壁で囲われいる商品についてはガーデンルームやテラス囲い、ストックヤードであっても税金がかかるということです。

逆に、テラス屋根など囲われていない場合は税金がかからないということですが、分かりやすく以下の商品写真で説明します。(YKKAPカタログ抜粋)


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①YKKAP
「ソラリア」
テラス屋根タイプ 
※課税対象外
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②YKKAP
「ソラリア」
テラス屋根+
前面パネル付 
※課税対象外
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③YKKAP
「ソラリア」
囲いタイプ 
※課税対象
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①YKKAP
ストックヤード
(前面パネルのみ)
※課税対象外
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②YKKAP
ストックヤード
(片面オープン)
※課税対象外
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③YKKAP
ストックヤード
(全面囲い)
※課税対象


以上、写真①・②は固定資産税(都市計画税)などの対象ではありませんが、③は対象となります。

片方でも囲われていない場合、基本的には課税対象外となりますが、囲われていれば材質(ガラス・アルミ樹脂パネル・ポリカーボネード板・波板など)は関係なく課税対象となるそうです。


豊橋市役所(愛知県)資産税課で聞いてきました!



悠Uサンルームをご検討のお客様から「税金はいくらぐらいかかるの?」と聞かれることがあります。

いつも私は「かかったとしても“大したことない”ですよ!」と言ったり、「大雑把に計算してだいたい1万円前後ですかね?」なんて答えていましたが、実際に地元の豊橋市役所(資産税課)で聞いてみましたので、そのやり取りを参考にしてください。


高橋:「サンルームを設置した場合の固定資産税額を教えて下さい!」

市役所:「設置の状況にもよりますので一概には・・」

高橋:「(悠Uサンルームの図面を見せて)こんな感じの商品なんですが・・」

市役所:「ちなみに、設置する地域はどちらになりますか?」

高橋:「まだ正式に決まっていませんが、〇〇町です。」

市役所:「少々お待ちください。」

(5分ぐらい待っていると・・)

市役所:「お待たせしました。3㎡ぐらいの大きさで高さが2mぐらいの商品で計算すると、概算ですが年間2,000円ぐらいです。」

高橋:「ありがとうございます。ちなみに9㎡ぐらいの大きさであれば単純に3倍した年間6,000円ぐらいになりますか?」

市役所:「だいたいそれぐらいで大丈夫です。ただ、あくまで概算なのでご容赦ください。」

高橋:「概算で全然構いませんが例えば、これが2万とか3万円になることはありますか?」

市役所:「それは、ありませんね。」

高橋:「あと・・10㎡未満であれば確認申請をしないので、サンルームを設置しても分からないのでは?」

市役所:「そうですね。そのような場合もありますが、ある程度エリアを決めて年に1度ほど実際に現地へ行ったり、WEB上からも確認しているので分かるケースもありますよ」

高橋:「(サンルーム設置が)後から分かった場合は、その時から固定資産税など請求があるということですか」

市役所:「そうなりますね。」

高橋:「ありがとうございます!色々と細かいことを聞いてスイマセンでした。」

今回の感想です。。



実際に役所へ聞いてみると、丁寧に色々と教えてくれます。

私は業者として伺ったのでお客様の個人情報を出すわけにもいかず、市役所の担当者の方も少し警戒しながらでしたが、個人として自宅にサンルームを設置することを前提に聞けばさらに詳しく教えてくれると思いました。
(出来れば、具体的な計算式など聞きたかったのですが・・)

とにかく、お忙しいなか、ご協力ありがとうございました!

尚、上記のやり取りは私の地元(愛知県豊橋市)の場合なので、実際に皆さんの所管する市役所で聞くと状況が違う場合もありありますが予めご了承下さい。

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