断熱材「スタイロフォーム」について(悠Uサンルーム)

先日、愛知県名古屋市のT様邸の工事ブロブの中でも紹介しました、悠Uサンルーム床下に使用しました断熱材「スタイロフォーム」について今日は詳しく説明します。(工事中のブログもご興味ありましたらご覧ください)

スタイロフォーム(デュポン・スタイロ株式会社)とはポリスチレンを主原料に発泡成型したボード状の断熱材のことです。吸水性・透湿性に優れ、熱伝導率が小さく温度を一定に保ちながら冷暖房のエネルギー消費を抑える効果があるため、住宅の床や外壁の断熱材として使用されることが多い建材です。大きく5つの優れた特徴があります。

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1、熱を伝えにい(断熱性能が高い)

冬の寒さはもちろん、夏の暑さにも有効です。温度を一定に保つことで冷暖房のエネルギー消費を抑える効果があり、室内環境だけでなく温暖化防止や省資源化にも貢献しています。ポリスチレン樹脂の薄膜で仕切られた無数の独立した気泡で構成され、この気泡内に熱伝導率の小さいガスを封じ込めることによりスタイロフォームが作られています。理論的には、この気泡内に封入されたガスはポリスチレン樹脂の気泡膜を通過する速度がとても遅いため、製造時に封入された発泡剤ガスは長時間にわたり気泡体の気泡内に滞留します。断熱性能を比較した実験(下の写真を参照)でも他の断熱材と比べて高い断熱性能を持っていることが分かります。
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2、水を吸収しにくい

完全密室状態の気泡で出来ているため、水中で長時間付けていても表面に水分が付着するだけで、給水量は非常にわずかです。断熱材を水に浸して21日間水中侵漬した後の給水量(給水率)を比較した実験結果(下の写真を参照)からも水や湿気に強いことが分かります。
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3、軽くて丈夫

スタイロフォームは、水の重さの約30分の1という軽さでありながら、圧縮強度に優れ、とても丈夫な建材です。一般住宅のみならず集合住宅などの断熱構造の床スラブにも安心して使えます。
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4、加工が簡単

市販のカッターやノコギリ、熱線などで容易に加工ができるので省力化ができます。鉄筋コンクリート構造の「打ち込み工法」や木造住宅の「外貼り断熱工法」にも適しています。

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5、環境・健康への配慮

スタイロフォームは全製品ノンフロン、グリーン購入法適合、4VOC基準適合(シックハウス対策)を実現しています。また、製造段階における廃棄物や排出物を極力削減しながら、お客様は施工時に不要となった端材を回収して製品の材料として再利用するリサイクルシステムを構築するなど、環境や健康にやさしい製品づくりを推進しています。


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以上のような理由で、悠Uサンルームの床や壁に使用する断熱材はこのスタイロフォームを使うことが多くなっています。快適なガーデンテラスとしてだけでなく「部屋」として使って頂くために必要な性能を担保するために必要なことを求め続け、悠Uサンルームは改良を重ねてこれからも進化し続けます。
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